【終活】家族に残すパスワード管理アプリどれが一番?

【終活】家族に残すパスワード管理アプリどれが一番? デジタル継承

デジタル遺産|
家族に確実に残せるアプリはどれ?

デジタル遺産をご家族に託す時、あなたが「一番こだわりたいコト」「ゼッタイに譲れないコト」「曲げたくないコト」は何でしょうか?

1.今からすべてを共有しておきたい場合

家族とは今からすべてを共有しておきたいなら1Password一択です。

なぜなら、共有パスワード機能(Shared)を使えば、あなたがいつどのように何のパスワードを変更しても、自動でどんどん勝手に更新してくれるから。

パスワードが必要なアプリをひとつずつメモしておく必要も、パスワード自体を毎回メモしておく必要すらない。安心便利すぎるサービスだからです。

2.一部は今から、残りは死後共有する形がいい

実はこの場合も、1Password一択です。

生前から共有しておきたい部分は先ほどお伝えした共有機能(Shared)を使い、死後にのみ共有したい部分は生前には自分用(Private)を使い、死後開けられるよう、紙のカギを遺しておく仕様です。

3.生前はゼッタイ秘密、死後はシステムにお任せしたい

この形をお望みなら、NordPassかLastPassの2種類のサービスどちらかがおすすめです。

なぜ2種類なのか?と思われましたよね。

生前はゼッタイ秘密で死後のみ共有したいけれど、そこはシステムにお任せしたい場合、NordPassとLastPassが採用しているデジタルタイマー方式が優れていると考えるからです。

タイマー方式とは
家族の申請から一定期間後(あなたが設定する期間です)に開示されるのがタイマー方式。

デジタル完結で確実に引継ぎされる仕組みです。

これが2つのサービスに共通しているコトです。

でもそれではどちらを選ぶべきか?悩まれると思うので…。次に違いについても文字でお伝えしておきますね。

NordPassとLastPassの違い

先ほどもお伝えした通り、サービス自体の形はほぼ同じといってよいのですが、以下の2つについてそれぞれの違いがあるのでココで整理しておきます。

  1. 日本語化の違い
  2. 運営会社の背景の違い

ではまず日本語化の違いについて表にしたのでご確認ください。

表1|NordPassとLastPass 日本語化の比較

アプリ名 画面(UI) 公式サイト サポート窓口
NordPass 英語 日本語 英語
LastPass 日本語 英語 英語

使うアプリ画面はLastPassの方は日本語化されているのですが、残念ながらサポートは英語です。

NordPassはアプリ画面が英語でなぜか公式サイトは日本語化されていて、そしてサポートはやはり残念ながら英語です。

なので、ご家族にとって別にサポートが英語でも全然構わない場合、或いは、あなたが予め使い方についてしっかりとわかりやすくまとめておいて差し上げれば問題ないと思われます。

☝この場合なら、エンディングノートなどを活用されておくとよいですね。

次に運営会社の背景の違いについて。

表2|NordPassとLastPass 運営会社の特徴

アプリ名 運営企業 特徴
NordPass Nord Security セキュリティ専門業者が作る最新ツール
LastPass GoTo デジタル継承機能をいち早く備えた老舗メーカー

会社の背景としてはどちらも信頼に足るものなので、あなたにとってどちらが好ましいかの個人的な好き嫌いで決まるコトのような気もします。

  • セキュリティ専門業者か
  • デジタル継承機能をいち早く備えた老舗か

わたしの場合なら、実際によく見るのは公式サイトではなくアプリ画面になると思うので、アプリ画面が日本語化されているLastPassを選ぶと思います。

イヤ、どうであろうと英語のサポートはダメ!

アプリ画面が日本語だろうとサポートが英語だけっていうのはいざという時やっぱり不安。それならアプリ画面もサポートも、日本企業による日本語サポートが万全なところがやっぱりいい…。

もしそう感じるのであれば、これはもうIDプロテクション一択です。

それがこだわり4つ目の選択肢、

4.生前はゼッタイ秘密、死後は紙の目と電話確認

ココにあたります。

IDプロテクションの場合はあなたの死後、ご家族があなたのデジタル遺産をスムーズに引き継ぐために必要なのは「紙のマスターパスワード」。ですが、少しでも困ったコトがあれば、日本語サポートセンターが全面協力してくれます。

つまりIDプロテクションはシステムではなく人が解決してくれる仕組み。しかも日本企業による完全日本語化されたサービスです。

家族にとって使いやすいのはどれか?

先ほどまでは主に、デジタル継承におけるあなたのこだわりの観点から4つのアプリを比べてみましたが、次は家族にとって使いやすいかどうかで選ぶための仕組みやサポートを表にしてみました。

家族にとって使いやすいのは?

  • 各アプリの継承の仕組みは?
  • 人のサポートはありか?
  • サポートは日本語ありか?
  • 電話サポートはありか?

などを比較してみました。ご家族とごいっしょに検討する材料になるのではないかと思います。

表3|継承のしくみとサポートについて

アプリ名 継承の仕組み 日本語サポート 向いている家族
1Password 常に共有 画面〇
サイト〇
メール〇
電話✖
自分で何もしなくても自動で最新化して欲しい
1Password 共有部分と秘密の部分 画面〇
サイト〇
メール〇
電話✖
共有部分は自動更新
秘密部分は紙のカギで確実に
IDプロテクション 紙面手渡し 画面◎
サイト◎
メール◎
電話◎
操作方法など日本語窓口で電話対応して欲しい
NordPass 指定期間後に開示
タイマー式
画面✖
サイト〇
メール✖
電話✖
英語の画面でもよいしアクセス申請も自分でできる
LastPass 指定期間後に開示
タイマー式
画面〇
サイト✖
メール✖
電話✖
画面が日本語ならOK
一定期間の開示待ちも許容できる

ところで料金の違いは?

それぞれのアプリのサービスの違いや特徴などがわかったところで、基本料金についても比較をしておきました。

表4|料金比較

アプリ名 運営企業 料金目安/年
1Password AgileBits 約5,000円~
IDプロテクション トレンドマイクロ 約4,000円~
NordPass Nord Security 2,000円~
LastPass GoTo 約5,000円~

*約〇〇〇円なのは、そもそもがドル建てなため、為替によって変動するからです💦

*〇〇〇円~な理由は、年払いか複数年払いかによって1年あたりのコストが安くなったり、パスワード管理機能だけでなく、より安全に運用するためのVPN(通信保護)や暗号化ストレージなどがセットになった上位バージョンの場合、金額があがるからです。

共有なしなら個人プランでいい

1Passwordの場合、家族と共有できるファミリープランがありますが、生前共有を望まない場合(死後の継承のみでよい場合)個人プラン(Private)のみで大丈夫です。

その観点から見ると、4つともどのアプリを選んでも死後の継承のみでよい場合、個人プランでOKです。

各アプリの継承の仕組みを一覧で比較

あなたのこだわりポイントや家族の使いやすさでも比較をしてきましたが、改めて、肝心な継承の仕組みについて一覧にしてみました。

結局のところ、どういう「仕組み」で家族にパスワードを渡せるのか「いちばん大事なところ」ですよね。

そこで「継承の機能」と「仕組みのポイント」についても比較してみます。

表5|継承機能と仕組みのポイント

アプリ名 継承のメイン機能 仕組みのポイント
1Password 家族専用の共有金庫 自分の登録情報を家族のアプリに自動同期
1Password 家族専用の共有金庫と秘密部分を併用 共有部分は自動同期
秘密部分は紙のカギが必要
IDプロテクション 日本語での電話サポート 仕組みより「人」による解決を優先(国内窓口)
NordPass 緊急アクセス機能 一定期間アクセスがない場合、家族へ権限譲渡
LastPass 緊急アクセス機能 一定期間アクセスがない場合、家族へ権限譲渡

日本語対応してる?

NordPassとLastPassについては日本語化の違いの表をご覧いただきましたが、4つのアプリ全部の比較がまだだったので、改めて比較してみました。

  1. アプリの画面表記
  2. 公式サイト
  3. サポート体制について

表6|日本語化とサポート体制の比較

アプリ名 画面(UI) 公式サイト サポート窓口
1Password 日本語 日本語 日本語
メールのみ
IDプロテクション 日本語 日本語 日本語
電話
チャット
NordPass 英語 日本語 英語
LastPass 日本語 英語 英語

アプリの表記言語とサポート面ではIDプロテクションが唯一、日本語ネイティブで安心感が強いですね。

でも実は「1Password」はかなり日本語になじんでいて、表にもある通り、メールでなら日本語でもやり取りができます。

ただし電話でのサポートはないので、いざという時、人に頼れる安心感が必須ならIDプロテクションを選んでください。

以上の4つ以外、選択肢は本当にない!?

他にも有名なパスワードアプリがいくらでもあるのに、なぜあの4つに絞ったのか!? もしかしてそんな風に不審に思われているかも…なので、上の4つのアプリを含めた全15種類の主要アプリを並べて、デジタル継承に使えるか改めて判定してみます。

表7|主要アプリ一覧

アプリ名 継承機能 日本語対応 開発国 判定
アプリ サイト サポート
1Password 〇 〇 〇 〇
メールのみ
カナダ 選出
IDプロテクション 〇
(電話対応)
〇 〇 〇 日本 選出
NordPass 〇 ✖ 〇 ✖ リトアニア 選出
LastPass 〇 〇 ✖ ✖ アメリカ 選出
Googleパスワード ✖ 〇 〇 ✖ アメリカ 脱落
Appleパスワード ✖ 〇 〇 ✖ アメリカ 脱落
RoboForm ✖ 〇 〇 ✖ アメリカ 脱落
Bitwarden ✖ ✖ ✖ ✖ アメリカ 脱落
Dashlane ✖ ✖ ✖ ✖ フランス/米 脱落
Keeper ✖ 〇 〇 ✖ アメリカ 脱落
Proton Pass ✖ ✖ ✖ ✖ スイス 脱落
Enpass ✖ ✖ ✖ ✖ インド 脱落
Sticky Password ✖ 〇 〇 ✖ チェコ 脱落
Zoho Vault ✖ ✖ ✖ ✖ インド 脱落
KeePass ✖ ✖ ✖ ✖ ドイツ 脱落

継承機能のありなしの欄を見て、「あれ?AppleやGoogleは故人アカウント管理機能なかったっけ?」と思いましたか?

そう思ったあなたは、既にデジタル継承についてかなり感度が高い方ですね。

かなり感度は高い方なのですが…。

玄関のカギは開いても、金庫のカギは別に必要な理由

一方で、もしかして「は?故人アカウント管理って何?」と思ったあなたのために、念のためにご説明しておきますね。

iPhoneはAppleが、AndroidにはGoogleが、持ち主に万が一のコトがあった時、ご家族がスマホにアクセスできる「故人アカウント管理」という仕組みを用意しています。

「え!それならそれだけあればいいよね?」

はい、そう感じるのも無理はありません。わたしもそう思っていました!

ところがコレは表玄関のカギにすぎないのだと知っておいて欲しいのです。

例えて言うのなら、コレは実家の玄関のカギ。

この機能をしっかりと設定しておき、あなたのご家族が万が一の時、あなたが遺したスマホにアクセスできるカギを用意しておける機能です。

ですが、実家の玄関は開けられても、

  1. ネット銀行のログイン暗号
  2. 証券口座のパスワード
  3. サブスクの解約手続き

など、コレらひとつひとつのアプリやサービスへのアクセスは、それぞれ別の厳しいカギで守られています。

ではどうしたらよいのか?

玄関を開けるための方法(故人アカウント管理)は必ずご用意しておくコト!これは必須条件として、さらに!家じゅうにある部屋のカギ(スマホの中のアプリ)をご家族が迷わず開けられるよう、きちんと届けられるように用意しておくコト。

それはもう、それぞれのカギにラベルを張り、一か所のキーボックスにまとめておいてあげような仕組み。

そしてデバイスがiPhoneだろうがAndroidであろうがPCだろうが、OSの標準機能を超えた、そしてOSの垣根を超えたパスワード管理アプリを導入する。

☝これが出来るのが、今回お話ししている継承機能があるパスワード管理アプリなのです。

いかがでしょうか?ここまで完璧に用意して初めて安心と共にデジタル財産として遺せるというコト、理解いただけたでしょうか?

選ぶ基準は「使いやすさ」と「安心」第一で

今回ご紹介した4つのアプリはどれもデジタル遺産を託すための専用キーボックスです。

ですが、「使いやすさ」と「安心」は遺されるご家族によって感じ方が違うと思います。

なので、最後にもう一度整理をしておくので、「やっぱりうちにはこれがいい!」と思えたサービスを確認しにいってみてください。

イチオシは 1Password

1Passwordは生前は「共有」と「秘密」を分け、死後に秘密も明かせる仕組み。

ご家族と常に共有しておきたいアプリや情報については共有金庫(Shared)を使えば、あなたがパスワードを更新するたびに自動で更新してくれます。

ですが共有金庫は共有なのでいつでも覗かれる前提。その一方で、生きている間は覗かれたくない情報については自分だけの金庫(Private)でガッチリ秘密を守れます。

私そしてあなたの死後、秘密だった部分(Private)を遺すなら

  1. マスターパスワード
  2. シークレットキー

の2つを組み合わせて開けます。

ただし、「マスターパスワード」と「シークレットキー」は紙で残さなければならないので、エンディングノートなどに書き残す、記した紙を弁護士に託すなどして、確実に届けられるように準備をしておく必要はあります。

共有するものがないなら IDプロテクションが安心

家族と共有したいものなど特に何もない!けど、自分の死後は遺さなくちゃと思っているし、安心確実に遺したい。それならIDプロテクションを選んでください。

既にお伝えしてありますが、IDプロテクションを作っているトレンドマイクロは日本企業です。

ですから当然、アプリも公式サイトも日本語でサポートも日本語。さらに電話サポートがあるので安心という意味では最上級だと太鼓判を押せます。

基本は全部秘密、見せるのは死後だけにしたい

IDプロテクションと同様、家族と共有したいものなどない場合、別の選択肢もあります。

1つはLastPass、そしてもうひとつはNordPassです。

どちらも本人の死後、ご家族がオンライン上で「緊急アクセス」を申請をしてある一定の時間が経過したのち、カギが開く仕組みです。

普段は鉄壁のガードで守ってくれるので生前のプライバシー保護にはもってこいのアプリで、人の手を介在したくない場合こちらがよいかと思います。

なるほど!そういう方がいいと感じたら、最後に2つのアプリの大きな違いを確認しておいてください。

LastPass
アプリ画面のみ日本語。公式サイトとサポートは英語。

NordPass
アプリ画面とサポートは英語。公式サイトのみ日本語。

サポートが英語であるコトなどが苦にならない場合なら、こちらの2つもおすすめです。

因みにLastPassはパスワード管理アプリにいち早く死後公開機能を取り入れたパイオニア的存在です。つまり長年の運用実績があるコトからネット上に使い方の情報が多数見つけられるのも助かるポイントだと言えます。

一方のNordPassは比較的新しいアプリなのですが、暗号技術がとても近代的。世界的なVPN(通信保護)を手掛ける専門家が作っているのでセキュリティの高さが際立ちます。安全と秘密重視ならNordPassはうってつけです。

さて、それぞれサービスの異なるアプリを4つご紹介しました。あなたにとってあなたご自身の生前と、そしてデジタル遺産を託す時、一番重要視したいコトは何か決まりましたか?

各アプリの公式サイトへのアクセスURLをボタンで置いておくので、最重要視したいコトが決まったら詳細を見にいってみて下さい。

1Password

IDプロテクション

LastPass

NordPass

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